黒が人に与える印象は?
こんにちは。
WIS講座主宰の高取です。
さて、
まずは身近な12色の色についてのお話をしていきますね。
色相環の順に書いていきますね。
イエロー。
グリーン。
ブルー。
パープル。
ピンク。
レッド。
オレンジ。
そして。
色相環にはでていませんが重要な色。
茶色。(オレンジの彩度と明度を低くした色)
ベージュ(淡いグレイにほんの少しのオレンジを加えた色)
さらに。
無彩色の
グレー。
黒。
白。
以上12色についての基本的なことを書いていきます。
今回は黒です。
黒の印象
黒は太陽が沈んだ後の闇の色。
そんな暗い世界を表す言葉です。
灯りが無い時代、人間にとって夜の闇は最も危険で「死」に近い恐怖の世界でした。
なので、黒といえば「死」「絶望」「恐怖」を連想させました。
神聖な世界が「光」だとしたら「闇」の世界を崇拝するものがいても不思議ではありません。
黒魔術や黒社会、黒闇天など。。。
また、古来から、日本人の「黒好み」は国際的にも有名です。
有彩色の西洋絵画に対して、日本では室町時代以降、黒色の水墨画が日本絵画のベースになっています。
陶器の世界でも6世紀頃頃には東日本で黒色土器が出現し、その後も「黒色の陶器」(黒楽焼、瀬戸黒、黒織部、黒唐津、黒釉天目)が愛用されていました。
そして、仏教ではあらゆる色の根本であり不動の色として認識され、何ものにも染まらない意思の象徴として扱われてきました。
しかし、西欧では男性が結婚式に黒い服を着るのは縁起が悪いシーンを連想させるので、基本的に黒い色は避ける傾向があります。
女性の場合も同じで、黒い服やストッキングは避けたほうが無難なようです。
特に昼の場合は。。。
ハイクラスになればなるほど、昼間に黒を着るのは不吉あるいは下品と考える人が多いようです。
葬祭に関しても、男性はダークスーツに黒いネクタイが一般的です。
略礼装はネイビーかダークグレイ。
女性は黒も含めたおとなしめの色のワンピースやスーツが多いようです。
また、黒は権威の色として警察官の制服、看守、裁判官の服などに用いられてきました。
かたや、日本で葬祭に黒を着るようになったのは明治以降。
それまでは白でした。
TVの時代劇で、白装束で切腹のシーンを見た事があると思います。
そして、一般庶民の喪服に「黒」が定着したのは、第二次世界大戦中なんです。
それまでも、皇室などでは明治後期から喪服は黒と規定されていましたが、第二次世界大戦の戦時中には戦死者を送る葬儀が多くなって需要が増え、貸衣装店などは手入れがしやすく汚れが目立たない黒を揃えるようになりました。
戦後はご存知のように、テレビが普及しアメリカの影響で急速に黒い喪服が普及しました。
五行
五行では、「水」
黒は北(天国、浄土の方向)の色であり、季節は冬。
(Wikipediaよりお借りしました)
そして、黒は一白水星、二黒土星のラッキーカラーでもあります。
一白水星は大正7年、昭和2年、11年、20年、29年、38年、47年、56年、平成2年、11年生まれの方。
二黒土星は大正6年、昭和元年、10年、19年、28年、37年、46年、55年、平成元年、10年生まれの方。
自分のラッキーカラーなので、これぞっていう時は、どこかに黒い色を使われるといいかもしれません。
一般的に黒を見た時は高級感、重厚感、近寄りがたさなどをイメージします。
高級車などはほとんど黒ですね。
そして、黒は神秘性、恐怖という印象も与えたりするので、ファッションなどにはT,P,Oを考えて使うように心がけるといいようです。
一番注意しなければいけないのは、子育て中のおかあさん。
子育て中のおかあさんが黒を着ると子供との間に壁を作ってしまうことになり、 何でも打ち明けられるやさしい母親のイメージからは遠いイメージを無意識のうちに子供に与えることになりがちです。
パステルカラーの明るい色の服を着ることをお薦めします。
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