配色講座 2 配色の型 3つの効果
こんにちはWIS講座主催の高取です。
数回にわたってお送りします「配色の効果と仕組み」
今回は2回目です。
ファッション雑誌を見たりして「きれいだなあ」って思ったことがある方は大丈夫です♬
では
いってみましょー。
形から入る
なんでもそうですが、
初めは形から入ります。
お茶やお花、武道なんかもそうですね。
最初のうちは繰り返し、繰り返し
「型」を覚えていきます。
この「型」っていうのが一番大変です。
「なんとなく」ではダメなんですね。
初めは「寸分違わず」くらい
真似して覚えるのが大事。
先生が親指を上にして右手をあげたら
同じように親指を上にして右手をあげます。
ただ、右手をあげただけではダメなんですね。
所作を真似します。
もっと言うと呼吸法さえ同じようにします。
同じ人が二人いる!
くらいに。
まずはそこからです。
配色にも「型」があります。
チェック1
反対色(補色)の効果
例えばこんな類似色の配色があったとします。
(類似色というのは色相環で隣り合った色同士のこと)
図1
色相環はこちら。
図1の配色は
パステル系の配色で優しいイメージですが、これに補色(反対色)を加えてみます。
ブルーグリーンの反対の色はオレンジですよね。
茶色はオレンジの低明度・低彩度色。
明度と彩度を濃くしたり薄くしたりすることで様々な色を作ることができます。
色だけではなく、明度と彩度のバランスを掛けあわせたトーンを意識すると、
より調和のとれた配色ができます。
図2
なんとなく配色全体が引き締まって印象深い配色になります。
補色の関係にある色どうしを並べて置くと、より彩度が高くなったように色のあざやかさが強調されます。
これを補色対比と言います。
インテリアに取り入れると落ち着いた印象になります♪
ベージュ、茶系の落ち着いたトーンにブルーグリーン の椅子が引き締め効果を作ってくれます。
ファッションで使うときは
ライティングを考えて光沢のある素材を選んでください。
すごくおしゃれな雰囲気を作ることができます。
スカートやブラウス、ワンピース。
おちついたブラウンと組み合わせてブルーグリーン を使うと
大人の気高さを演出することができます
チェック2
イメージと一致する効果
イメージってありますよね。
イメージ1
渋い色合いは老人の色。
イメージ2
明るい色は元気な子供や若者。
イメージ3
ソフトで淡い色合いは幼児。
イメージは一般の人にすぐ理解できるので
わかりやすいし印象深い配色になります。
例えばこんな写真。
この配色もカラーパレットだけ見ると渋い配色ですが、
オレンジとグリーン系が「若さ」と「躍動感」「安心感」を与えています。
彩度を下げるだけで印象がガラリと変わります。
なので、イメージテーマはやはり大事なんですね。
プリンセス路線で行くのか、教える人路線で行くのか。
若々しい路線で行くのか。
それとも?
イメージテーマを決めてください。
テーマを決めることで色が決まってきます
チェック3
アクセント色の効果
ファッションに限らず、インテリアやWEBサイトなども同じですが、
鮮やかで強い色のアクセントは、その面積が小さいほど効果的!です。
お肉だけお皿にある時と、
お肉にトマトを添えた時。
ほとんどの人がトマトを添えた時と答えると思います。
食欲がおきますよね。
また、
真っ黒なワンピースに白いレースのチョーカー。
すごく印象に残ります。
面積が小さければ小さいほど
シャープになり
印象にのこります。
下の写真をごらんください。
左側の赤が不安定な要素を演出することで
ミステリアスな雰囲気が醸し出されています。
次にこの写真です。
パリ、凱旋門近くで撮りました。
なぜ写真を撮ったかと言うと、フランス国旗です。
色は2,3色にして、目立つ色を配置。
それだけでおしゃれな写真になります♪
ということで
「配色講座2 配色の型 3つの効果」でした♪
この配色講座は「7日間でマスターする配色基礎講座」を参考にさせていただきました。
ご興味がある方はぜひ手に取ってご覧ください。
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